「妹子」
手を伸ばしたら茶色い髪に当たった
「なんですか」
気だるそうに私を見上げて妹子は口を開いた
「気持ちよかったね」
「ア、アホか」
顔を伏せてしまった。
きっと赤いのだろう。
「またしようね」
「………。」
背を向けられてしまった。
ああ…布団も頭まで被って…。
「妹子~」
「…なんですか」
もそもそと妹子にくっついで後ろから抱きしめると
不機嫌そうな声が届く
「寒いからくっつこ」
「…仕方ないなぁ」
「えへへ」
なんだかんだで私に甘い妹子。
本当に可愛い。いとしい。
「妹子」
ずっと
「はい」
このままで
「大好き」
いられたらよかったのに
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